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恐怖のカレー

恐怖のカレーは

どうして恐怖の

カレーなのか?

名称の噂

拡散された動画に恐怖のカレーの謎を解く鍵があった…

第拾夜

スマートフォンが普及してから、誰もが手軽に動画を配信することができるようになった。


心霊研究家のAは、動画を配信することで、大金を稼ぎたいと考えていた。ユーチューバーと呼ばれる輩が大金を稼いでいるらしい。


Aは、自分の専門分野である心霊研究の動画を配信することに決めた。


以前、「リング」で呪いの動画が流行したが、当時はビデオデッキが必要だった。今やビデオデッキがない家庭が多い。あの方法は時代遅れなのだ。


しかし、時代はもっと便利になった。今や、スマートフォンで誰にでも届けることができる。
Aは呪いの動画を配信することに決めた。


「しかし、いきなりマニアックな動画を配信しても誰も見てくれないかもしれない。」


Aはインターネットで検索し、手頃なアイテムを探した。
そして、「恐怖のカレー」の販売サイトを見つけた。そこには、恐怖のうどんもある。


早速注文し、数日後には、恐怖のカレーと恐怖の黒いうどんが手に入った。


「まずは試食だ。」


その時に、Aはあることに気づいた。


「しまった。カレーとうどんの予備がない。試食で食べてしまったら、本番の撮影ができないではないか!」


しばらく思案して、Aは試食なしで本番の撮影をすることにした。
ビデオを回して、恐怖のカレーのパッケージを見る。


怖い。


そして、中を開ける。


おどろおどろしいおみくじが出てきた。


「大吉」


少しうれしくなったAが次に見たものは、手毬だった。
丁寧に手毬には説明書が添えられていた。


「こ、これは、この手毬は、、、まさに恐怖のカレーだ。」


ビデオを回していることを忘れて、Aはカレーとうどんを食べた。
カレーは程よい辛さ、うどんにもコシがある。


「うまい!」


恐怖のカレーうどんを食べ終えたAは呟いた。


「普通に食べてしまった。これでは呪いの動画にはならない。」


Aが途方に暮れている間に、何者かの力によって、Aの動画はどこか共有サイトにアップされていた。



「恐怖のカレー?」
「恐怖のおみくじ?」
「手毬が、ミソ?」

動画が瞬く間に拡散され、恐怖のカレーは多くの人が口にした。

そして、彼らは恐怖のカレーの謎を知り、失笑しながら友人に口コミをした。

「それにしても、このカレーはうまい!」そんな感想と失笑されながら、恐怖のカレーは社会に広がっている。
今日も、「なんやこれ?、これで恐怖のカレーか!なるほど。」という言葉が全国で聞こえている。
(という噂)


詳しくは同封の説明書を読んでいただきたい。


※この商品はユーモア商品です。
うどんは、スーパーでお買い求めいただいたものでも美味しくいただけます。
(黒いうどんは開発中ですが、完成の目処がついていません)
 

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